
高血圧・脂質異常症・糖尿病
― 生活習慣病の早めのチェックと予防を
高血圧や脂質異常症、糖尿病は、気づかないうちに進行し、動脈硬化を引き起こす代表的な生活習慣病です。
症状がなくても放置すると、将来の 心筋梗塞や脳梗塞など重大な病気 につながることがあります。
当院では、健診で数値を指摘された方や、生活習慣が気になる方のために、わかりやすい説明と丁寧な検査・治療を行っています。
予想される疾患
高血圧
血圧が高い状態は「沈黙のリスク」と呼ばれ、気づかないうちに体へ負担をかけます。
- 健診や家庭測定で血圧を指摘された
- 薬を始めるべきか迷っている
- 食事や運動で改善できるか知りたい
こうした方に、家庭血圧の記録をもとに無理のない治療を一緒に考えます。生活習慣の見直しから薬物療法まで、状況に応じて柔軟に対応します。
脂質異常症(コレステロール・中性脂肪)
脂質異常症は 動脈硬化性疾患(心筋梗塞・狭心症・脳梗塞など) の大きな危険因子です。
自覚症状がなくても、血液検査の数値が高いまま放置すると将来の病気につながります。
当院では、日本動脈硬化学会の 「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」 に沿って、患者さんごとの年齢・合併症・生活習慣に合わせた目標を設定し、安心して続けられる管理を大切にしています。
- 血液検査でコレステロール・中性脂肪をチェック
- 頸動脈エコーで血管の状態を評価
- 食事・運動の具体的なアドバイス
- 必要に応じてお薬のご提案
糖尿病
糖尿病は血糖値の異常にとどまらず、心臓・脳・腎臓の合併症 のリスクを高めます。 「血糖が少し高め」と言われた段階から早めに確認しておくことが大切です。当院では:
- 血液検査(血糖・HbA1c)
- 腎機能・尿検査
- 頸動脈エコーによる動脈硬化のチェック
- 必要に応じた心エコーでの心臓の評価
を行い、生活習慣のアドバイスを中心に診療します。 より専門的な治療が必要な場合は、提携する病院の糖尿病専門外来へご紹介し、切れ目のない診療を受けていただけます。
当院でできる検査・サポート
- 血液検査による生活習慣病リスク評価
- 頸動脈エコーでの動脈硬化チェック
- 心電図・心エコーでの心臓病の確認
- 食事・運動・生活習慣の具体的アドバイス
よくあるご質問
健診で血圧が高いと言われました。すぐに薬を飲む必要がありますか?
すぐに薬が必要とは限りません。まずは家庭血圧や生活習慣を確認し、その上で必要に応じて治療を検討します。
コレステロールが高いのですが、食事だけで下げられますか?
軽度であれば生活習慣の工夫で改善することもあります。ただし数値が高い場合や家族歴がある場合は、お薬を併用する方が安心です。
糖尿病を指摘されました。大病院に行かないといけませんか?
軽度であれば当院で検査・生活習慣指導を行えます。必要に応じて提携病院へご紹介しますので、安心してご相談ください。
動脈硬化が心配ですが、どんな検査がありますか?
頸動脈エコーで血管の状態を、心エコーで心臓の動きを調べられます。いずれも痛みのない検査です。